リフォームで多い要望の中に、和室を洋室化したいというものがあります。床をフローリングにしてリビングを広げたり、大型の収納庫を作ったり。
築20年くらいを過ぎたくらいのお住まいにお邪魔すると、和室が納戸のようになっている家って本当に多いんですよね。
ということは、和室はもう人気が無い?と思いきや、注文住宅の場合はその9割近くが和室を作っていると言うデータがあります。そしてちゃんと活用できている家が多いんですね。
と言うのも、昔と今とでは和室の捉え方、使い方が大きく変化しているからです。今から20年くらい前までは、和室は1部屋はあって当たり前と言う時代でした。だから必ずと言って良いほど、どこの家にも和室があったものです。
マンションでもそうでした。リビングの一角を和室にしたり、1部屋だけがなぜか和室になっていたり。畳コーナーがあればコタツを作ってみかんを食べられるから、なんて理由もありました。
日本人だから和室はあったほうが良いという、何となく郷愁に近い思いを持っている人が多かったように思います。
だから間取りを見ても、和室を活かしにくいものが少なくありませんでした。何となく和室を後からくっつけた感じ。結局上手く使えないまま納戸化するというパターンをたくさん見てきました。
イマドキの新築住宅では、和室の使い道をよく考えて計画を立てます。だからちゃんと活用できています。と言うわけで、和室の魅力を活かす家づくりのコツをご紹介しました。
憧れの暮らしを実現する ワンランクアップの『住まい』の作り方、「ひと部屋は絶対欲しい 進化した和室」です。ご覧頂ければ幸いです。