誤解だらけのリフォーム/一級建築士Yuuこと尾間紫のブログ

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20年前、食器洗い機を使わない理由NO.1は「怠けていると思われる」から

使いこなせば家事が格段に楽になる食器洗い機なんですが、中には上手く使えていないという声も。その理由は様々で、汚れが落ちない気がするとか、電気代がもったいないとか、下洗いが面倒とか。これらの理由には結構誤解も多かったりします。
さて20年くらい前のアンケート結果(※Panasonic調べ)では、食器洗い機を使わない理由のNO.1は、「怠けていると思われる」だったそうなんです。夫や姑、ご近所の目が気になるという声も多かったとか。
ちなみに私が食器洗い機を使い始めたのは今から35年前でした。誰の目も気にせず使いまくっておりました。ホシザキの家庭用食洗器だったんですが、特急洗いコースがすっごく早くて便利だったんですよね。今はホシザキは業務用だけしかやっていませんが。
ちなみに、食器洗い機の普及率全国1位は福井県です。実は福井県は共働き率がとても高く、これもまた全国1位だったり。
というわけで、忙しい人ほどメリットが大きい、食器洗い機の上手な活用方法をまとめました。野村不動産グループ連載コラムです。ご覧頂ければ幸いです。

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食器洗い機

食器洗い機は高温で洗うので肉の脂のべたべたに強いのが特徴なんです。
 

築5年目の住まいの悩み!浅築あるあるを解決するアイデア

リフォームの情報サイトなどに書かれているのはほとんどが築10年目からです。と言うのも住まいの最初のメンテナンスはだいたい10年目からスタートするからです。でも実際の現場では、築10年以下でもリフォームの需要って結構あるんですよね。

たとえば一戸建てなら、エクステリアのリフォームの多くは築10年未満で行われます。これは新築時に庭までなかなか手が回らず、落ち着いてからやろうという人が多いからですね。

他にも、窓を大きくして明るい部屋にしたら、夏にものすごい暑かったとか、住んでみて初めて分かることもあります。

というわけで、今回はマンション暮らし5年目で生まれやすい住まいの悩み、浅築あるあるを解決するアイデアをご紹介しました。マンションと言ってもほとんどの内容は一戸建てと共通していますので、ご参考にして頂ければと思います。

野村不動産カスタマークラブ連載「住まいのアイデアファイル」です。ご覧頂ければ幸いです。

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キッチンのシンクの水垢

キッチンのシンクの水垢もそろそろ気になるころですね。

水垢は早めにとっておかないと後が大変!

平成28年基準の断熱性能の部屋でも、冬は寒くていられないという事実

日本の住宅は断熱性能が低いことで世界的にも有名です。耐震性能は優れているんですけどね。あと設備も素晴らしい。便器とかキッチンとか世界一だと思います。
でも断熱性能は低い。特に樹脂窓の普及が遅れています。家の断熱性能の弱点となるのが窓で、家の中の熱の多くは窓から流出しています。窓の断熱はガラスだけではなく、枠や框部分の性能も重要で、樹脂フレームはアルミサッシに比べて熱の伝わり方が1400分の1程度とされています。
世界的に見ても住宅では樹脂窓が標準になりつつあるのですが、日本の普及率は本当に低い。下の図のような感じ。

樹脂窓の普及率

樹脂窓の普及率/資料提供YKK AP株式会社

日本ではなぜこんなに「樹脂窓」の普及が遅れているのか?それには日本の金属加工技術があまりに優れていたからという意外な理由もあったりするのですよね。そのあたりのことも含め、実際に現場ではどんな窓が選ばれているか?出荷台数から見た最新の売れ筋を聞いてきました。LIFULL HOME'S PRESS連載です。ご覧頂ければ幸いです。

www.homes.co.jp

YKK APのプロユーザー向けショールームには、断熱性能を年代別に作って中で体感できるコーナーがあるんですが、これがまた面白い。はっきり言えば、平成28年省エネ基準の部屋では、冬は寒くていられない状態でした。寒くて足踏みしてたくらい。