トクラス選手権の受賞作品がwebで公開されています。今回も特別審査員を務めさせていただきました。
この選手権は今回で第10回目。この記念すべき回に、またトクラスのフラッグシップモデルであるBerryがCollagiaへと更なる進化を遂げた節目に相応しい、ハイレベルな作品群が集まっています。
日本の伝統的な暮らしでは、家に「ケとハレ」、「奥と表」という役割を持たせてきました。ケは奥にある日常で、ハレは表にある非日常。そんな風に切り替えることでそれぞれの時間をより効率よく便利に、そして豊かにしてきました。
現代の暮らしでは、ケとハレの区別はあいまいになり、これまでケであった台所はハレの舞台となるシステムキッチンへ、これまで表の存在であった応接間は裏の存在だった茶の間に入れ替わってリビングへと変化をしています。
現在は、日常の中にこそ豊かさが必要な時代です。非日常も日常の中に混在させることでそれぞれの価値を高める、そんな暮らし方が当たり前になっています。
今回の応募作品でも、そういった時代の変化を敏感に捉えた作品が散見されました。時代を捉え、そこで暮らす人々がいつも幸せに過ごせる最適解を見つけ出す、そんなお手伝いができるこの仕事は責任が重く、またとても幸せな仕事であると改めて思わされる審査でした。
ぜひご覧くださいませ。