ソファのレイアウトは、思った以上に暮らしに大きな影響を与えます。
これまでも、時代と共にソファの置き方は変化してきました。最初は応接セットとして向かい合わせに。次は家族みんなでテレビを見るように一列に並べるスタイル。
そして今、生活スタイルは多様化し、家族で揃ってテレビを見るためのソファではなく、リビングに一緒にいながらも、各自がそれぞれのことをして過ごす。
例えばスマホを見ている人もいれば、読書をしている人もいて。そんな生活スタイルに合わせて、小型のソファや1人掛けのリラックスチェアが人気になっています。
ソファの向きを変えたら、家族が変わった例もあります。
以前は、キッチンに背を向けて置いていて、食後の後片付けをしている間、キッチンに立つ人はソファに座った人の後頭部しか見えず、なんだか寂しさを感じていました。
そこでソファの向きを90度変えたところ、お互いの顔が見えるようになり、会話をするようになり。またソファに座っている人から、キッチンで働く人の姿が見えるようになったことで、みんなが自然と家事に参加するようになったのです。
ソファの向きが少し変わるだけで、家族が変わったり、暮らし方が変わったり。そんなケースは意外と多いのです。