誤解だらけのリフォーム/一級建築士Yuuこと尾間紫のブログ

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そんなキッチンでは、きっと料理が楽しくないよね

そうだ、断熱リフォームをしよう!と積極的に考える人は少数派かもしれません。断熱リフォームは、あくまでもキッチンや内装リフォームのついでにやるものと言う認識の人が多いことでしょう。

 

油がベタベタの古いキッチンからピカピカのシステムキッチンに交換する、タイルのお風呂からシステムバスにするといったようなリフォームは、ワクワクうきうきモチベーションが上がります。

 

でも断熱リフォームは地味。

住まいの断熱性能を向上させれば、生活環境ががらりと変わり、光熱費は削減できて、健康にも良いのですが、なんせ見た目が変わりませんから実感がわきにくく、そんなことにお金をかけるのはもったいないと思ってしまうのも、仕方がない事かとも思います。

 

でも冬になると暖房しているのに家の中が寒い、光熱費が気になる、冬の朝に起きるのが辛い、お風呂に入る時に裸になるとぶるぶる震える、窓に結露がびっしょりで拭き取るのが大変といったようなことは、仕方がないとあきらめることではなく、意外と手軽なリフォームで改善できることなのです。

 

いくら素晴らしいキッチンを入れても、朝寒くてキッチンの前に立ちたくないと思うようでは、せっかくのキッチンが活かせません。そんな環境では料理だって楽しくないはず。環境を整えるというのは、料理でも仕事でも睡眠でも、何をするにもとても大切なことなのです。

 

ちなみに朝起きた時の寝室の気温が低いと血圧が高くなるという調査結果が国交省から発表されています。朝寒くて起きられないというのは、辛いだけではなく、健康にも良くないのですね。お風呂が寒いと問題なのは以前から有名でしたが、寝室もかと室内環境の大切さを改めて実感しています。

 

というわけで、10/15今朝の読売新聞朝刊で、住まいの断熱リフォームについてコメントをしています。今回取材頂いた記者さんとは5年ぶりの再会!懐かしい気持ちで、あれやこれやとお話をしました。タイトルは「断熱リフォームかしこく」です。場所を絞って費用抑制、補助制度もあります。お手元にある方は、お時間のある時にでもご覧頂ければ幸いです。

壁をやめれば家は自由になる

新築で3LDKという間取りが人気なのは、子供部屋2つ、両親の寝室1つ、LDKという暮らしを想定しているからです。でも子供が1人だったら、子供が大きくなって独立したら?

快適な家のカタチは、生活スタイルはもちろん、家族構成、世代、時代背景によっても変わります。でもだからと言ってその都度リフォームをしていたら大変です。本当は大きな四角い箱に、いつでも好きなように仕切れたり、広げたりできれば、いつでも快適に暮らし続けることができます。

しかし以前の日本の住宅は、家全体の気密性や断熱性が低く、部屋ごとに冷暖房を行うため、大きな空間や吹き抜けを作ると、冬は寒いし夏は暑いし、快適とは言えませんでした。最近は性能が向上し、部屋と部屋をきっちり壁で仕切らなくても、快適性が確保できるようになりつつあります。

壁をやめれば家は自由になります。と言うわけで、壁の代わりに引き戸やパネル式のパーテーションを使うリフォームをご紹介しました。

以前は、かっこいいパーテーションを付けようとしたら、特注で作る必要があったんですが、最近はデザイン性が高い既製品がいろいろあります。戸にルーバーがついていて、閉めたまま風通しができる戸もあります。もちろん羽は動かせます。

オールアバウトではできるだけ新しい情報をお届けできるよう、定期的に見直しをしています。ご覧頂ければ幸いです。 

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そのフローリングの傷を無かったことにするために!補修のプロに聞いてきました。

フローリングの上に重い物を落っことして凹ませてしまった、椅子を引きずって傷にしてしまった、気を付けていたはずなのにいつの間にか傷が付いていたなんてことも。まだ新しい床だと、そのショックはかなり大きいですよね。

 

アンケートによると、家の中に傷があると認識している人は全体の8割ほどいて、その中の半数が自力で補修にチャレンジした経験があるそうです。しかしその出来栄えはと言うと、満足に至るのにはなかなか難しいよう。

 

実は私も、リフォームの現場や自宅でも、床補修の経験は何度もあるのですが、これがまた難しい!微妙に色が違って却って目立ったり、木目が太すぎて変だったり。現場では何度もやり直しをしたこともありました。自宅は放置してありますが……。

 

というわけで、家の補修のプロであるダスキンのリペアマスターに、床や壁を上手に補修するポイントを聞いてきました。我が家でも猫の爪で傷つけられたドア枠を、さっそく補修しようと計画中です。

 

LIFULL HOME'S PRESS連載です。ご覧頂ければ幸いです。

気になるフローリングや壁の傷、上手な直し方のコツを補修の専門家に聞いた

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