おうち時間が長くなったことで、たまには1人になりたいと思ったり、ストレスを感じたりすることはありませんか?
これまでの家づくりでは、個室は小さくリビングに人が集まるように工夫をしたり、部屋数を減らしてリビングを広げたり、つまりは家族の絆を深めるための間取りを求める傾向が強く見られました。
このような傾向は、大きな災害を経て更に強まり、また引きこもりなどの社会現象も後押しをして、子ども部屋は最低限にする、仕事も勉強もリビングでみんなでするといったようなプランも人気になりました。
でもそれは、普段にバラバラに過ごす時間が長い暮らしでの話です。家にいる時間が長くなり、毎日ずっと一緒にいる暮らしになれば、たまには1人になりたい!と思うようになります。
おうち時間が長くなると、家事が大変になる、光熱費が増大する、ごみが増えるといった生活の変化だけでなく、家族関係も変化するのですね。
今後、このような生活スタイルが長く続けば、「家族の絆を深める住まい」から「個が充実した時間を過ごせる住まい」へのニーズが増えていくことでしょう。
というわけで、毎日新聞朝刊の連載コラム「Yuuの住アドバイス」、本日掲載されています。今回は、家づくりにおいての新しい視点、家にいるのが楽しいと思える住まいづくりについて執筆しました。
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