一棟まるごとリノベーションで、バブル期の建物を再生。億ションに生まれ変わった物件を取材、執筆しました。
現在築38年、バブル期に建てられているので、豪華なデザインで使われている建材もとにかく高級。
当初は解体して新築マンションにする予定だったそうなのですが、今このような建物を作ろうとするとお金がかかり過ぎてしまい、もうこんな建物を作ることはできない!
ということで一棟まるごとリノベーションに計画を変更。
イメージはそのままに、最新マンションと同等の性能を有する住まいへと生まれ変わりました。
特徴的な外壁のアールのタイルは、いったん剥がした後、特殊な溶剤につけて裏のモルタルを取り除き、改めてまた1枚ずつ貼り直したとのこと。
リフォームやリノベって再利用するために解体するのはすごく手間が掛かるのですよね。一気に壊す方がずっとラク。
リノベ完成後の販売価格は、周辺新築分譲物件同等かそれ以上だったそうで1年で完売。先ほど不動産サイトを見たら、3億6500万円で販売されていました。
これまで、古くなった建物は解体して建て替えることが最終到達点であり、目標でした。スクラップ&ビルドの時代は終わったといいつつ、築30年~50年以内で建て替えられていることが多く、通るたびに素敵な建物だと思って眺めていたものが、いつのまにか無くなっていてがっかりすることも。
もちろん全ての建物が一棟まるごとリノベをするのが良いかといえば、そうではないけれど、良い建物が残るようになっていくといいなと思います。
LIFULL HOME'S PRESSで執筆しました。ご覧頂ければ幸いです。
⇒一棟まるごとリノベーションで新築を超えた。最新性能を持つヴィンテージマンション「プラウド上原フォレスト」
https://www.homes.co.jp/cont/press/reform/reform_01141/